第126回(2018/9/2-9/8投句分)

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47名89句 森山文切選
ツイッターすこし黙って雨だから 芍薬
期限直前とても密度の濃い時間 アゲハ
泣かされた日々を赦して虹をみる  風間なごみ
切手買い幸福感に抱かれる 龍せん
奥の手にみりんを使ってくる姑息 浮舟
気遣いの嘘を盛ったり飾ったり くに
辛抱が足りず悪魔の手を借りる 福村まこと
じいちゃんの分まで食べて叱られる 真島凉
プチプチが知ってしまった二枚舌 徳重美恵子
家を出る前に宿命背負い直す toron*
核なくし未来のサルに夢残せ 柊無扇
ララバイと金の瞳で笑う猫 麦乃
ストローの先が吸い込むレモンの黄 ホッと射て
信じると決めたとたんにスライダー 冬子
じいちゃんの薬をイチゴ味にする 真島芽
就活にワイシャツの持つ市民権 敏治
晩年を泳ぐ自由な雑魚として 藤沢修司
炎天の自販機前にたむろする くみくみ
特別な日になるはずだった誕生日 やっこ
形見分け一眼レフとナース服 愁愁
水かきの膜がやぶれてから九月 斎藤秀雄
満月が言ったか言わずかフリーズ はな
月に居るサイレンもなし風もなし 峰岡名負人
マネキンの呪いが臭うワンピース 秋鹿町

貧乏ゆすりするときは甘い桃 尾崎良仁
ぶんぶんと軍靴あかるいヨーデル 岩根彰子
店長の頭につけた避雷針 須賀琉
極道な草にもあったうぶな頃 阿部千枝子
シルバニアファミリーなりの世間体 たにゆめ
ダイコンとイモ第三者委員会 よーこ
評:ニンジンはお帰りください。
日常の隙間を埋める猫の砂 あまの太郎
評:おしっこかけられそうだけど、いいんだ。隙間だもの。
一行詩配水管のひと捻り ヨッシー
評:一行って何音字までなんだろう?

「第126回(2018/9/2-9/8投句分)」への4件のフィードバック

  1. タコとイモとナスとヘチマは義兄弟   Y
    やはりニンジンは他人のようです。
    ありがとうございました。

    1. コメントありがとうございます。
      評は間違えると句を台無しにしてしまうのでいつも公開後はビクビクしています。
      またのご投句お待ちしております。

  2. 天の句、その技と心

    一行詩配水管のひと捻り ヨッシー

    AはBである、という構文的な形の句で「一行詩=配水管のひと捻り」と言っている。この主張について検討する。

    ・「配水管」であって、排水管ではない。
    辞書によると、配水管は上水、排水管は下水である。

    ・「配水管」であって、上水ではない。
    上水それ自体ではなく上水を各家庭等に届けるための管であると言っている。

    ・届けるのは上水であって、天然水ではない。
    自然にある水そのものではなく、人の意思によって、人の手が加えられた水を届けるのが配水管の役割である。

    ・「配水管のひと捻り」であって、「配水管」ではない。
    一行詩は、配水管全体ではなく、「配水管」が「ひと捻り」された部分であると言っている。

    上水は、飲料に適するようにするという意図で処理され、配水管によって各家庭等に届けられる。揚句では、これと同様に作者の思い(=上水)を言葉によって読者に届けるものが詩(=配水管全体)と主張している。さらに、「ひと捻り」された部分が一行詩であると言っている。「ひと捻り」で配水管の捻られた部分をピンポイントに想起させることで、一行詩の立ち位置を明確にしている。

    説明句になりやすい構文的な形ではあるが、言葉の意味とイメージがうまく使われており強い主張が生まれた。

  3. 没のポイント3(おやつリスペクト)

    1 発表済
    自分又は他人が既に発表した句と全く同じ句、ほとんど同じ句はボツです。
    毎週web句会ではどのような形であれネットの検索にかかる句は全て発表済として扱います。投句前にご自分で検索されることをお勧めします。

    ご参考
    https://senryutou-okinawa.com/check-list-for-biginners/

    2 誤字、誤用
    誤字や、どう好意的に考えても言葉の意味を間違えて使っている場合、ボツです。もったいないので投句前によく確認してください。

    3 その他諸々
    ボツナラ今日は酷

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